余韻 〜14日目〜
昨日、きいちゃんをお届けしてから、晩ご飯の時間。
いつもならコタツから顔を出して待っていてくれるきいちゃんの姿がありません。
催促のシャーも聞こえません。
あぁ、私寂しいんだな。
きいちゃんは他の子達のように甘えて擦り寄る事もなければ、まともに撫でる事もできません。
それでも私の中では、とても大きな、愛しい存在だったんだなと改めて思います。
お届けに行った際、里親の方とお話をしていてとても素敵な言葉をいただきました。
きいちゃんのご家族は、これまでにもトラウマを抱えた子や人慣れしていない子を家族に迎えていらっしゃいました。
だからこそだと思いますが、
「全然慣れていない子が、心を開いてくれるようになると、尚更可愛いんですよね☺️」と。
我が家に居た期間は半年弱。
その中でも、本当に大きな変化を見せてくれる度に、どんどんと虜になっていきます。
小さな変化もとても愛しくて、その一つ一つを大切にしたくなります。
そんなかけがえのない時間は私の中でも貴重な素晴らしいひと時だったのだと改めて思います。
これからきいちゃんは、何年、何十年とご家族と一緒に過ごしていきます。
そうすると、今までよりも更に大きな変貌を遂げる事になるでしょう。
私も見る事のなかった、本当の伸び伸びとしたきいちゃんの姿。
いつしか、にゃーと鳴く日が来るかもしれない。
そんな一報が来る日が心の底から楽しみで仕方ありません。
きいちゃん。
今はまだ不安も大きいと思うけど、大丈夫だよ。一歩踏み出してごらん。
きいちゃんの安心できる素敵な毎日が待ってるよ。
今、きいちゃんは新しい環境に馴染めるよう必死に頑張っています。
きいちゃん、頑張れ!!!!!😭
そして、鍵尻尾ブラザーズは遂に3週齢に突入しました。
それを記念して?
何と哺乳瓶のニップルが一つ噛み切られました!
しっかりと歯が生えてきた証拠🦷
哺乳瓶のニップルは、ミルク缶と同様消耗品です。
残りニップル3つで哺乳瓶卒業まで行けるかなー?
スタッフ達は慣れない分割睡眠に倒れそうになりつつも、排泄&授乳を頑張ってくれています。
最初の数日、作業面ではどんどん慣れていくけれど、しっかり寝られないストレスが大きく、本当に大変で余裕がなくなっていきます。
その代わり、私は昨日久しぶりに約6時間の睡眠を取る事が出来ました。
めちゃくちゃ有難かったです。
一気に体がスッキリします。
ミルクボランティアをやってみたいと言ってくれたスタッフ達に感謝しかありません。
鍵尻尾ブラザーズは、子猫の社会科期に突入しています。
社会科期とは、子猫がさまざまな種類の刺激(音や匂い、触られる事、色んな場所、他の猫や人や動物)に慣らすのに適した時期で、猫の性格形成に大きく影響します。
なので、今私以外の人にお世話してもらう事もとても意味があるのです。
人間と不安なく共生出来る子達に育っていきます。
この社会科期は7週齢までがピークでそこから徐々に落ち着いていきます。
ここから、色んな人や物、環境と触れ合って、たくさんの経験していこうね🥰
わらび
ふく
こはく
こてつ