猫の幸せ、猫との幸せ
あれから琥珀は、その日のうちに腫れもひき、今ではスッカリ可愛いタレ目顔に戻りました。
とりあえず、一安心です。
猫を1匹室内で飼っているだけでも色んな事があります。
嘔吐や下痢、くしゃみや鼻水、どこかにぶつけたり落ちたり、誤飲や異食、毛玉や粗相、肥満や運動不足、鳴き声や爪研ぎ。。。
それ以外にも、猫の一生を見ていると、もっと予想も出来ない事がたくさん起こります。
何も問題が起きないのが1番です。
でも、何も楽しみのない平坦な日常しかないのも猫にとっての幸せではないように思います。
庭に鳥が来て、獲りたいけれど届かない!
焦ったいけれどワクワクする!
そんな刺激も毎日何かしら必要だと思います。
それは、保健所にいる子達を見ていても思います。
ご飯やトイレ、寝るには困らない。
清潔に保たれている世界。
でも、それ以外は何もない世界。
人好きな子なら訪問者がいれば楽しみになりますが、まだ人慣れしていない子からすると落ち着かない時間。
やはり、何とか早く楽しみの待つ環境へ移してあげたい。
自由と言う面では野良猫が1番幸せかもしれません。
自分の行きたい範囲全てが行動範囲で、刺激に溢れている。
ただ、それを満喫できるのは、ご飯に困らず、事故にも遭わない保証があればの話。
現実問題そんな保証はどこにもありません。
常にいつ何時どんな危険に晒されるか分からない状況下での自由。
ずっと姿を見かけなくなっていた白スケが昨日久々に顔を見せてくれました。
元々ガリガリですが、それに輪をかけて、お尻に大きなハゲができていました。
目からは黒い目やに。
縄張り争いもあるので、ご飯をあげてもゆっくり落ち着いて食べる事も出来ません。
常に周りを警戒しながら食べています。
安心、安全、清潔、自由、楽しみ。
全てを揃えてあげられると猫にとっては幸せです。
それを全て揃えてあげるには、人はもっとやるべき事がある気がします。
そして、ちゃんと揃った環境は猫にとっての幸せだけではありません。
猫と暮らす人にとっても、猫のいる地域に住まう人にとっても最適なものなのではないかと思います。
現在、倉敷市保健所に収容されているたまきち。
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ご質問等は、
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蕨が凛々しくなってきました
蕨&琥珀