医療ミス。黒ベエのその後。
※本日も途中から閲覧注意画像があります。
苦手な方はお控えください。
今日初めて見かけたガリガリの子。1歳にはなってなさそう。警戒心は極めて強い。
昨日あれから、私が黒ベエの近くにいると興奮が収まらず、呼吸も荒くなってきていました。
一旦、部屋から出て、観察用にペットカメラの準備をしたり、他の子達の様子を見に行ったり、しなければならない事をこなします。
黒ベエの近くに居ても、離れていても、自責の念が拭えません。
私があの病院へ連れて行ったから。
私がTNRをしようとしたから。
私が保護施設なんてしているから。
自分を責めてはいけないと多くの方に励ましていただきましたが、自分を責めるほかありません。
もちろん、病院のせい。
でも、私のせいでもある。
しばらくして、再度様子を見に行きます。
さっきまでなかった場所に血溜まりが出来ている。
私は崩れ落ちました。
手足の震えが止まりません。
どれだけ泣いても後悔の念は軽減しません。
でも、観察しないと。考えないと。判断しないと。
黒ベエに威嚇されながらも、出来る限り近付いて見ると、お尻付近や尻尾の付け根に血がだくだくと溜まっています。
色んな方にサポートしていただきながら、夜間のペットクリニックに電話で問い合わせをします。
状況説明、大量出血していながらも暴れるのでこの状態で無理矢理、捕獲する是非等。
それだけの出血量なら、鎮静をかけて診た方が良いのではないか。
様子を見ていて、明日朝までにじわじわと失血してしまう可能性がある。
捕獲時、出血するだろうが、去勢手術時の切開であれば致死に至るほどの出血にはならない。
との判断でした。
それもそうだ。
冷静になれ。
何とか捕獲して、夜間病院へ連れていきますとお伝えしました。
いざ、再捕獲の挑戦。
黒ベエは、ハンモックに移動していました。
尚のこと、難しい場所です。
それでも意を決して、洗濯ネットでの捕獲に挑みます。
が、全身の力が入らず、腕の震えが止まらず、何より恐怖心が強く、まともに洗濯ネットの操作が出来ません。
それに加えて、黒ベエの本気どころではない重厚なパンチの連続。
血が出ているのに動いて仕方がない。
私には無理だ。
休み休みでも1時間ほど格闘しても、捕獲できませんでした。
黒ベエの呼吸も威嚇も酷くなる一方なので、一旦離れます。
夜間病院の受付も時間が迫ります。
それでも、最終的に捕獲ができず、夜間病院へ連れて行く事ができませんでした。
それからは、夜通し黒ベエを観察します。
目が開いていたり、頭を持ち上げているなら大丈夫と判断し、違う部屋から見守ります。
ただ、黒ベエが頭を下げると、寝たり休んだりしているのか、力尽きているのかが判断できないので、定期的に様子を見に行きます。
寝ているのに起こすのも問題。
でも、距離を取っていると、黒ベエの興奮状態は落ち着いてきて、ケージから出ようとカリカリしてみたり、カーテンをいじってみたり、トイレを移動させたり、傷口や血が付着している所を毛繕いしたりしています。
明け方いつの間にか2時間程寝てしまっていて、慌てて状況確認です。
間近で見ると、出血は止まっている様子です。
新しい血溜まりはありません。
体の下に血が溜まっている様子もありません。
朝のケージ内
ご飯、お水は何も口にしていません。
排泄も一切なしです。
この3点セットがクリアできなければ、次の問題、尿毒症、脱水症状等に発展します。
今の私には、適切な判断や考察ができないため、ボランティアスタッフの方のお力を借りて、今後の方向性を考えています。
行きつけの病院では、落ち着くまで少し様子を見た方が良いと言われ、他の方達は捕獲して病院で診てもらった方が良いとの判断です。
もう、分からない。
黒ベエ、本当にごめんね。
今の表情は、少し落ち着きを見せています。