黒ベエ、解放!そして。
夜明けよりもまだ早い時間。
私は起き出して、捕獲器の準備をします。
いつも夜明けごろに来る子達。
深夜に準備しておいても良いのですが、万が一サビ子が入った時の事を考え、夜明け前にしました。
昨日、色んな方のお話を聞き、検討した結果、サビ子の詳細が不明の今、サビ子が入った場合にはその場で一旦リリースとしました。
理由は、出産直後だった場合、サビ子を保護して手術してリリースするまで、最低3日間はやはり保護期間が必要です。
でも、そうなると母猫から離れた乳飲み子は3日間生き抜く事は出来ません。
ミルボラをして実感しましたが、いくら整った環境でも半日ですら放置は怖い。
それが3日となると、絶望的です。
なので、サビ子は今は保護せず、代わりに新顔くん達が入れば、今日の手術に連れて行くことに決めました。
そして、明け方。
カタン。
捕獲器の扉の閉まる音がします。
私が台所へ行くと、サビ子の鳴き声。
急いで、サビ子のご飯の用意をして、外に出ます。
サビ子も捕獲器の中で大人しく、出してーと可愛らしく鳴きます。
すぐに開放して、ご飯を置きます。
びっくりしたーと言いながらも、もりもりとご飯を食べています。
たらふく食べて、のんびり毛繕い。
もうさっきの出来事は気にしていない様子。
これで、この後すぐ捕獲器にサビ子が入る事はないでしょう。
私が散らかった所を掃除したり、再度捕獲器の準備をしていると、少し離れた所から新顔の子がじーっと様子を伺っています。
めちゃくちゃ見てる。。。(笑)
捕獲器の準備が終わって、外に出ると、新顔くんが目の前に待ち構えています。
そのまま、目の前に捕獲器を置いて、数分様子を見ます。
カサカサカサカサ。
カタン。
入りました。
ここからは、大慌て!
黒ベエの部屋の窓を開け、黒ベエに挨拶してから、ケージの扉を開放します。
私は部屋から出て、カメラで観察。
名残惜しいのか?中々動かずの黒ベエでしたが、無事に帰っていきました。
その時の様子
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朝の黒ベエ
また、ご飯食べに来てね。
そして、黒ベエが帰った事を確認したら、捕獲器に入った子を室内へ移動させます。
涼しい部屋で休憩してもらっている間、私は黒ベエがいたケージを大急ぎで大掃除。
拭き切れていなかった血の跡や、カーテンのかけら、飛び散らかしたトイレ砂、ご飯、床や壁も全部拭いて、さっぱり仕上げます。
片付けながら新顔くん様子を見てみると。。
部屋に入ってすぐ。
少し後
片付け終わり頃。
瞳孔の開きも落ち着き、黒ベエのようにイカ耳でもありません。
何なら、目を細めて快適や〜と言いたげな表情もしていました。
まさか。TNH(保護して、不妊手術して、お家に入れる)の素質があるのか。
黒ベエは、完全に外向きの子です。
外にいると、すごく生き生きと堂々としています。
でも、家に入ってからは、私への威嚇は結局止まらず、私がいると動く事も出来ず、ずっとイカ耳で、外でスリスリしてきていたような姿は微塵も見れませんでした。
今回の新顔くんは、外にいる時の威嚇、警戒はダントツです。
尻尾をずっとお腹に巻いて低姿勢で歩くので、オスメスの判断も出来ていません。
見た目からオスかなと思っています。
でも、家に入ってからは、とても穏やか。
耳も目も不安はあれど、激しい緊張はありません。
外が怖かったのかな。
TNRかTNHかは、今後の経過をしっかりと見て、決めていきたいと思います。
名前は、『かっちゃん』
午後に手術に行ってきます!