手放したくない
最近のCCSは、ムツゴロウが巣立ってからと言うもの、大人ばかりになっているのでとても穏やかに緩やかに時が流れています。
たっちゃんの皮膚病は少しずつ少しずつ乾いてきているように思います。
お薬が苦いので投薬補助食品を使っていますが、たまにお薬だけを綺麗に残して飲んでいない事もあります。
はじめちゃんは、突然風邪を引きましたが、もうあとはくしゃみのみぐらいまで回復してくれました。
そんなこんながありながらも、皆んなとても元気に過ごしています。
最近のかっちゃんは、なぜかどんどん甘えん坊が増しています。
寝室にはおとちゃんがいるので、私が寝る時間は大部屋の皆んなとは別々になります。
朝起きて寝室のドアを開けると、かっちゃんが誰よりも早く駆け寄ってきて、お腹を向けてコテンと寝転び全身で撫でてアピールをします。
かっちゃんは私の事が大好きです。
撫でて欲しくて、一緒に居たくて仕方ないのが伝わります。
そんなにワガママを全力で言えるタイプではないので、誰かが来てしまうと必ず譲ります。
でも、誰も来ないうちは出来るだけ長く独り占めしたい。
そんなかっちゃんです。
橙ちゃんは橙ちゃんで、私の近くにいつでも居たくて仕方がない。
トイレ掃除をしていても、他の子を撫でていても、寝転んでいる時も、1番近くで撫でてくれるのをいつでも待っています。
私の手が近くにあれば、嬉しくて嬉しくて顔がゆるゆるになっています。
おとちゃんは1人部屋なので、私がいつもはいません。
私と一緒に過ごす時間は限られています。
なので、私が部屋に入ると「来たー!!!」と言わんばかりにまん丸な目で耳をピンとこちらに向けてキラキラの表情で駆け寄ってきます。
おとちゃんは顔まわりを触られるのが大好きなので、撫でてあげると幸せいっぱいの笑顔になります。
抱っこも好き、膝乗りも好き、構ってもらえるなら何だっていい!
まだ足りない時は、私が離れようとすると手で私を捕まえます。
行かないで!も全力で伝えてくれます。
そんな皆んなの大好きの気持ちを全身で受け止めていると、里親募集をしているけれど、どこにも出したくないなと思ってしまいます。
もちろん、こんな素直な子達は里親さんの元で1人だけに向けられる愛情のもとで育てられるともっともっと幸せになる事は分かっています。
でも、手放したくない。
私のただのワガママです。
長く一緒に居ればその分繋がりも深くなっていく中で、気持ちの整理をつけていくのは本当に難しいな。
お声がかかって欲しいのもほんと。
どこにも行って欲しくないのもほんと。
どうしたものかな。
マタタビがきまっているつむぎ