思った事。
まず先に、これは批判でも文句でもありません。
きいちゃんを見ていて思う事。
喜びや楽しみがない。
表情が乏しい。
野良猫さんにだって、危ない事も多くて生きていくのは大変でも、日向ぼっこをしたり、虫や鳥を追いかけて捕まえたり、地面にすりすりしたり、木で爪を研いだり、行きたい場所に行ってみたり、、色んな楽しみや喜びがあります。
一方、保健所では、食べるものには困りません。倉敷保健所は冷暖房も完備されているので、暑さ寒さも気にやむ必要はありません。
でも、そこから出る事も叶わず、遊ぶ事も、爪を研ぐ事さえできない、何もできない場所。
人間でも普通なら、長くそんな場所に居ると心が折れて病むでしょう。
それは、猫だって同じこと。
きいちゃんは、きっと心が折れた。
長く居る事で、どんどんと心は閉ざされていったんだと思います。
心の回復は、どれだけ時間がかかるかな。
人間みたいにお薬でもあればいいのに。
私は、正直ナメていました。
私は、野良猫の扱いに慣れていただけ。
保健所の猫は、またそれとは全く違う。
野良猫に足りないのは、安全な環境と健康。
きいちゃんに足りないのは、喜びや楽しみ。
野良猫さんは、お腹が空いているのでご飯がもらえると嬉しいんです。
でも、きいちゃんはご飯だけはいつもあったから、私が持っていっても楽しみにはならない。
人間は悪い事しかしない。
そんな風に思われているかもしれません。
私に出来ることは、今まで奪われていたものを少しずつでもきいちゃんに戻してあげる事。
外の景色を見たり、日向ぼっこしたり。
おやつのちゅーるも楽しみになってくれるかな。
私だけでは多分足りないので、うちの子達の力も借りたら、きいちゃんの心は元気になっていくでしょうか。
きいちゃんは、今までどれだけ傷付いてきたのだろう。心を閉ざさないと壊れてしまいそうになるまで。
私は一旦、きいちゃんの人慣れ修行をやめて、心のケアだけに集中した方がいいかも。
きいちゃんが笑えるようになるまで。
頭や耳、背中全面に白く付いてるのがペンキ
埃やゴミ等ではありません