CozyCatShelterのブログ

猫の保護活動を始めました。保護施設Cozy Cat Shelterと老猫ホーム「気ままな猫の家」をしています。進んでいく上で数多く悩むと思いますが、応援よろしくお願いいたします!

子猫の病気 〜10日目〜

子猫には、その時ならではの特にかかりやすい病気があります。

まず、特に3週齢ごろまで、子猫は自分で体温調節が出来ません。
なので、気温の低い時に屋外に捨てられていたりすると、体が冷えてぐったりしている事があります。
触って暖かく感じなければ、低体温症にかかっています。
鍵尻尾ブラザーズも、引き出し当初、実は体が冷えている子がいました。
その場合は、緊急保温が最優先です。
低体温だとミルクも飲めず、そのまま死んでしまう事もあります。
何より重要なのは、保温です!!!
1時間あたり1℃を越えないゆっくりしたペースで体温を上げていきます。
数時間で改善がなければ、至急病院へ行く事も必要です。
逆に、夏場などの暑い時期に高体温症になる事もあります。

次に、低血糖
血糖値が下がると、急にぐったりしたり、痙攣を起こす事があります。
保温しながら、大至急病院へ連れて行きましょう。
病院へ行くまでの間に、薬局等で売られているブドウ糖をぬるま湯で溶かせたものを少しでも飲ませて回復をはかります。
ただ、弱っているとそもそも飲み込めないことも多いので、注意が必要です。
これは、24時間ほど授乳が中断されただけですぐに発症します。
病院で緊急治療をしてもらいましょう。

毎日の授乳時にも注意が必要です。
誤嚥性肺炎。
無理にミルクを飲ませたり、仰向けにして飲ませると、ミルクが気管から肺に入って誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
SNSで子猫を人間の赤ちゃんのように仰向けにさせて哺乳瓶で飲ませている投稿を何回か見た事があります。
絶対にダメです。
また、シリンジ授乳の際、ペースが速すぎたり、子猫の飲むタイミングに合っていなかったりして、無理に飲ませた時にもなります。
急にミルクを飲まなくなったり、呼吸が早くなったりします。
一度肺炎を起こすと、治療をしても回復しないケースも多いです。
1日に何回もする授乳。だからこそ、誤嚥させないように毎回気を配って授乳する事が何より大切です。

そして、怖いのが下痢。
子猫の下痢は、急死する事もあります。
下痢の状態として、やや緩い程度でミルクをしっかり飲んでいる場合は、人間用のビオフェルミルを耳かき1杯程度ミルクに混ぜて、様子を見ます。2日以内に改善がなければ病院で診てもらいます。
ただし、水様便、血便、ミルクを飲まない、体重が減る場合は、至急病院へ連れていきます。
原因として、細菌、ウイルス、寄生虫、原虫、消化不良などがあります。
そのため、受診の際は検便のため、できるだけ便をかき集めて持っていきましょう。

最後に、脱水症状。
子猫は体重の82%が水分で占められていて、水分代謝は成猫の約2倍です。
そのため、下痢や嘔吐による体液の喪失、ミルク不足等ですぐに脱水症状に陥ってしまいます。
下痢や嘔吐が続く場合は、ただちに病院へ行って、輸液をしてもらいます。

他にもまだまだ色んな症状があります。
子猫はそもそもの体力がなく、急変する事も多いので、少しでも異変があれば、早く気付き、至急対処しましょう。

毎日の温度管理、適切な授乳、排泄の確認が何より重要です。

また、どの時間帯でも病院に行けるように対応可能な病院を調べておく事。
動物病院で乳飲み子の治療が出来る出来ないは、正直な所、先生の技量で大きく変わると言っても過言ではありません。
なので、治療可能な先生を探す。
ここもとても重要なポイントになってきます。

幸いにも、鍵尻尾ブラザーズは、今のところすくすくと健やかに育ってくれています。
でも、まだまだ油断大敵。
些細な変化にも目を光らせて、成長を見守ります!

目がぱっちり
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歯も生えてきました
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呼んだ?
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