たまきちのトライアル
倉敷市保健所に長く収容されていたたまきち。
本来の期日はとっくに過ぎていて、延長に延長を重ねていましたが、延長できる限界を越えた最終日。
トライアル希望の方からお電話がありました。
これまでにも、たまきちを引き取りたいという方からのお声はあったものの、条件に合わなかったり、本当に様々な理由から結果ご縁にはなりませんでした。
たくさんの方から心配の声をいただいたり、引き取り希望のご連絡をいただいたのは、本当に皆さんが情報拡散をしてくださったおかげです。
ありがとうございます。
情報拡散してくださる事で、倉敷市保健所のHPだけでは、私の発信だけでは知る事もない本当に数多くの方の目に留めていただく事ができました。
そして、たまきちを迎えたいという方にまで届きました。
と同時に、情報拡散は改めて細心の注意を払わなければいけないなと感じました。
不特定多数の方が見て、更に拡散されると、時に情報が一人歩きしています。
古い情報が流れたり、感情だけが伝染して現実を伴わなかったり。
今回、数多くの方からお問い合わせいただいていても、里親希望の方が倉敷市保健所の提示する条件をそもそも確認していなかったり、可哀想という想いだけで現実的に猫を飼える状況ではなかったり。
お問い合わせがあれば、関わっている人間は皆んな喜びます。
でも、興味本位に近いお問い合わせは、大きく落胆させます。
それが何度も何度も続けば続くほど。
今回のたまきちの情報拡散で、ふと情報拡散と仕事の面接は似ているなぁと感じました。
仕事の面接で、採用基準を下げれば多くの人数を採用でき、人材が揃います。
でも、いざ仕事が始まると教育に途方もない時間がかかったり、効率が極端に落ちたり。
一方、採用基準を上げれば、間口は狭くなりますが即戦力になります。
でも、中々人材が集まらない。
そして、面白い事に無理だろうと思っていた人が急成長して頑張ったり、期待の星だった人はすぐに辞めてしまったり。
どちらが良い悪いというわけではありません。
どちらも一長一短。
それを理解した上で、状況に合わせて基準を変えていく必要があります。
情報拡散も一緒だなぁ。
情報拡散は全く知らない人が関わるので一度手を離れるとコントロールが効かない分、もっと慎重にならないといけない。
出来るだけ多くの人の目に留まるようにするための情報拡散と、正確な情報を伝えるためのピンポイントの発信。
状況を見ながら使い分けていく必要があると感じました。
もっと上手くできないものかなぁ。
ともかく!
たまきちは、最後に素晴らしいチャンスを手にしました。
これは、何と言っても本当に皆さんの情報拡散のおかげです。
ありがとうございます。
明日、引き出しの立ち会いに行ってきます!!!